信楽式サラリーマンの備忘録

日本の旅と株と。配当で旅行に行きたい独り身マン。それ以外にも色々と。

【歩活】大仏鉄道遺構巡りで加茂駅から奈良駅まで歩いてきた話

こんちには。

 

時は5月頭。

大仏鉄道と呼ばれる昔の鉄道路線廃線跡を歩いて来ましたので

その時の様子を写真メインに歩活記録を上げていきます!

 

まず歩活(あるかつ)について

勤め先の健康保険組合が主催する歩活イベントがあるのですが

これが年二回。5月と11月に開催されます。

 

歩くことが好きなので

日ごろから毎日10,000歩以上歩くように心がけているのですが

この期間内だけは歩数が倍になります笑

 

その健保のイベントでは8,000歩を目標にということらしいので

特段頑張らなくても達成できちゃうんですよね笑

めちゃくちゃ歩いたからなにかインセンティブが働くわけではないですが・・

 

8,000歩というのは健康維持の目安であって、

10,000歩以上は歩き方によっては運動という類に入りそうです。

 

さておき、このようなイベントに乗じて

日ごろの不摂生でついた無駄で無駄な贅肉を落とすために

運動するきっかけにしようというものです。

 

今回歩いたルート

今回歩いたルートがこちらです。

大和路線の終点、京都府木津川市の加茂駅から奈良県奈良市奈良駅まで。

 

かつて存在した大仏鉄道の全線を歩くルートです。

 

Google Mapより

大仏鉄道とは

「大仏鉄道」は、明治時代の鉄道会社「関西(かんせい)鉄道」の加茂と奈良を最短距離で結んだ、約10キロの路線の愛称です。

この路線は、明治31年に加茂駅から大仏駅(奈良市法蓮町、明治40年に廃止)の区間が開業。大仏駅は東大寺の大仏詣で多くの人々が利用して、同社の花形路線となりました。

翌年、奈良駅まで路線を延伸しましたが、明治40年に加茂駅から木津駅を経て奈良駅へ至る平坦なルート(現在のJR関西本線)が開通すると、黒髪山など急坂の難所を抱えているこの路線は廃線になりました。

営業期間はわずか9年で、当時の資料がほとんど残っていないことから、同鉄道は「幻の大仏鉄道」と呼ばれています。

奈良市HPより引用

 

大仏鉄道の遺構巡りマップは

奈良市ホームページにアップされていますのでそちらをご覧ください。

関連する自治体のホームページ

奈良市HP

www.city.nara.lg.jp

木津川市

www.city.kizugawa.lg.jp

 

大仏鉄道についてお判りいただいたところで

さっそく歩いていきたいと思います!よろしくお願いします!

 

いざ歩活!

スタートは大和路線の終点、加茂駅から

大阪駅から1時間ちょっと。

奈良駅の先の加茂駅まで大和路快速で行きます。

昼間の時間帯は、加茂まで来る大和路快速は1時間に1本です。

 

大和路快速は奈良止めの列車が多いので、アクセスの利便性を考えると

奈良から加茂に向かうよりは、加茂から奈良に向かうルートのほうが効率がいいです。

 

大阪駅11:28発の大和路快速に乗って、加茂駅には12:34に到着しました。

関西本線伊賀上野方面に乗り継ぐお客さんも多かったです。

加茂駅の改札を出ると観光案内所が営業していています。

ここで先に紹介した遺構巡りマップ(物理)をいただきました。

 

2024年5月11日には大仏鉄道のウォーキングイベントがあるみたいです。

ochanokyoto.jp

 

道中、しばらくはコンビニがなさそうなところを歩くので

加茂駅前にあるローソンで水分を調達しておきます。

 

ランプ小屋

加茂駅のすぐ近くにあるランプ小屋です。

各遺構にはこのような解説があります。

 

昔の鉄道の灯火は、石油ランプが使われていたそうで

その燃料の油などを保管するのがこのランプ小屋。赤レンガ造りです。

今も倉庫として使用されているみたい。


加茂駅からすぐ東に行ったところの大和街道踏切を渡ります。

 

特殊な設備とは??笑

渡っている途中に踏切が鳴り出しても慌てず

速やかに踏切外にでましょうってことですね。

 

旧加茂駅こ線橋支柱

大和街道踏切を渡ったすぐのところに

加茂駅の橋上化の前に使用されていたこ線橋の支柱です。

 

関西本線が国有化(国鉄の路線になる)される前より存在したそうですが

1999年に撤去されたらしい(割と最近だな?)のですが

なぜこれだけ撤去されなかったのは不明・・

 

C57蒸気機関車

大和街道踏切から50mほど歩くと大和路線沿線沿いにでる歩道があるので

こちらを進んでいきます。

しばらく歩くと、SL(蒸気機関車)が置いてありました。

加茂小学校と大和路線の線路に挟まれ展示保管されています。

おおきな動輪が3つあるのでC型ですね。

4つあると「でごいち」に聞くようなD型です。

C57型蒸気機関車の56号車。

昔、関西本線を走る急行列車をけん引していたそうです。

役目を終えて地元の方にそのまま大切に保管されています。

沿線にあるので、電車からも見ることができます。

 

歴史を感じるコースを選択

観音寺橋台まではルートが2手に分かれます。

歴史を感じるルートが府道44号線、田園風景を楽しむルートが府道324号線です。

歴史を感じるルートが観音寺橋台まで400m長いので

迷わずこちらをチョイス。

コミュニティバスが1日8本運行されているみたいです。

平日だけですが・・

おいしそうなかまぼこ屋さんがありました。

食べ歩きなんかもよさそう。レビュー読んだら行けばよかったと後悔。

tabelog.com

大和路線の線路とそれを囲む自然。

なお奈良駅からは3駅の模様。

府道から少し外れて小道を進んでいきます。

歴史を感じるコースだけどこちらも田園風景を楽しめました。

天気が良くて絶好のウォーキング日和。日ごろの行いが良いからですね!

日陰で休憩しているウォーキング夫婦もいらっしゃいました。

府道44号線に戻ってきました。

高田寺まで300mのところまで来ました。

夜遊びが好きな「夜遊び地蔵」なるものがある高田寺です。

先に進んでいくと、観音寺橋台まで350mの表記。

www.youtube.com

橋台に近づくにつれ、緑が深くなっていきます。

ホーホケキョの鳴き声を久しぶりに聞きました。目と耳で癒されます。

 

自然豊かな道を歩いていく

観音寺橋台

観音寺橋台につきました。

大仏鉄道の石造りの橋台です。大和路線との並走区間

www.youtube.com

ちょうど電車が来てくれました。絶好のタイミング!

日ごろの行いですねー。

電車が見られたということは加茂駅に着いてから歩いて

ちょうど1時間。ダイヤが乱れていなければ13:31ぐらいです。

 

観音寺小橋台

観音寺橋台から少し歩くとこの景色。

すぐに観音寺小橋台につきます。

このあたりで大和路線と分岐していたそうです。

大和路線の線路につながっているので立ち入り禁止。

保守工事等ではここから入っていくのでしょう。

大仏鉄道は大和路線よりも一段上を、石造りの橋台がそれを思わせてくれます。

コースはここから南にそれ、大和路線を離れていきます。

京都の嵐山ではないですが、誰もいない竹林の道。

でも大仏鉄道を散策するウォーキング客とは何名かとすれ違いました。

ぽつんとたたずむ鳥居と小さな社。

鹿背山橋台

今回は行かなかったけどクローバー牧場

近くにはクローバー牧場という牧場があります。

牧場といっても牛小屋なのですが、ここは日本で4つしかない

 

特別牛乳

 

がいただける場所です。

 

特別牛乳とは

特別牛乳(とくべつぎゅうにゅう)は、乳等省令(乳及び乳製品の成分規格等に関する省令)によって特別牛乳さく取処理業の許可を受けた施設で製造された無調整牛乳で、特別牛乳として販売されるものである。特に優れた飼育環境や特別な牛乳処理施設が必要とされ、日本全国に4か所(2018年10月現在)しか存在しない[1]

Wikipediaより引用

 

厳しい基準をクリアしたそのまま飲める牛乳

素材本来の味を堪能できます!

 

昨年9月にいった際の画像を貼っておきます。

ミルクジェラート

特別牛乳

 

めちゃおいしいです!

大仏鉄道ウォークの際はぜひ訪れたいところです!

ぜひ見ていってくださいとのことなので

大事に大切に育てられている牛さんを観察しました。

おいしい牛乳をありがとう!

 

住宅街へ

さて歩活に戻ります。

しばらく進んでいくと、大黒天物産の物流センターやゴルフ場が見えてきます。

そして少し歩くと住宅街が広がります。

梶ヶ谷(かじたに)隧道

これまで来た道はまっすぐ進みますが、遺構巡りは下に進みます。

うねうねと道を下からクロスしていきます。

看板からは

他のエリアは私有地だから絶対に行くな

という圧がかけられます笑

中はこんな感じ。

アーチ部分はレンガ造り、下部は石積みの隧道。中を通れます。

赤橋

レンガ造りの橋台。

先ほどの道を降りずにまっすぐ歩くとこの上の通り。

下からのぞくとこんな感じ。

 

橋をくぐり、坂を上った先に城山台公園(大仏鉄道公園)があります。

きれいなトイレもありますので、ここいらでトイレ休憩をします。

整備された公園。近所に住む家族連れや子供同士の遊び場でした。

大仏鉄道についても説明がありました。

しばらくは住宅街のわきっちょを進み

若干みちが下ってきたなと思えば緑が出てきて

一面の段々畑が姿を現します。

おりきったところにある梅谷バス停。

 

そして井関川橋梁跡がある梅谷交差点。

しかし実際に井関川橋梁の跡はよくわかりませんでした。

www.youtube.com

道中の距離的にちょうどこの辺が中間地点。

有名なラーメン屋で遅いランチ

この日遅めの朝食だったことと、加茂駅から歩いてきたことで

おなかがすいてまいりました。

道中に有名なラーメン屋さんがあるのは事前にリサーチ済み。

なので少し寄り道をしてまいります。

 

ただ懸念材料があり、そのお店の営業時間は15時まで。

現時刻は14時20分。ラストオーダー間に合うか?という懸念。

まあ食べられたらラッキーぐらいの気持ちでということで行ってみます。

 

梅谷交差点から府道44号線を加茂方面に500mほど歩きます。

つきました。どうやら食べられそうです。

 

無鉄砲 京都総本店。

濃厚な豚骨スープが有名なお店らしいです。

www.muteppou.com

食券制。食券を買って並びます。

時間も時間だし、15分ぐらいで入店できました。

外で並んでいると店員さんが、人数と麺やスープの好みを聞いて回ってました。

私が頼んだのは

Wスープラーメンとあぶりチャーシュー丼。

背油すごい!

大ぶりのチャーシューとコロコロチャーシュー、そして半熟卵のセット。

タレに若干のにんにくが入っています。

 

ごちそうさまでした!

 

歩活再開!

梅美台をゆく

イカロリーなランチを食べたので奈良駅へ歩みを進めます。

梅美台交差点。造成された住宅街の道を進みます。

この辺から車の交通量が格段に増えてきますが、歩道があるので無問題。

加茂駅前のローソンで買った飲み物が切れたので補充します。

大仏鉄道の社章モニュメント。

その下には松谷川隧道に至る階段があります。

松谷川隧道

松谷川隧道。フェンスで閉ざされています。

赤いレンガとちょっと黒い焼過ぎレンガで組まれています。

表の水路が赤土色の水が赤土色になっていたのが気になりました。

梅美台西交差点。

さらに南下していきます。

タツタ電線のテクニカルセンターの周辺に咲いていた花がきれいでした。

県境をまたぐ

梅美台西交差点から上り坂になります。

上り坂を上りきると奈良県京都府の県境を越えていきます。

これから奈良県

ありがとう京都府

なんかこっちのほうが表記が立派じゃない?

軍事境界線

これも京都のほうがゲフンゲフン

県境を越えると若干の下り坂。

おりきったところに梅谷口交差点があります。

鹿川方面をみるときれいな田園風景。

現物を見ることはできません

道路の下に鹿川隧道があるそうです。

平城京跡まで5km

以前、平城京跡から東大寺まで歩いたことありますけど

結構遠かった記憶があります。

ここ、奈良の市街地からそんなに離れていないのですけど

緑豊かなのはどうやら古墳らしいです。

いま歩いている府道44号線は元正天皇元明天皇に挟まれています。

黒髪山トンネル跡

大仏トンネル唯一の隧道(トンネル)黒髪山トンネルです。

道路拡張で取り壊され、いまは掘られてご覧の通り、切通しになっています。

そして奈良の市街地へ

黒髪山トンネルを抜けると緩やかな下り坂。

ロート奈良鴻ノ池パークです。スタジアムもあります。

総合運動公園って感じですね。

何の鳥かわかりませんが、羽を広げて自身を天日干ししてました。

法蓮仲町交差点を右に曲がります。

いかにも仏教な名前でお寺の奈良を感じさせます。

佐保小学校の手前を曲がり、さらに南下します。

交差点のところに畠山製菓があります。

tabelog.com

せっかくなので、ここで作られている大仏鉄道の手焼きせんべいを買ってみました!

ちょっと甘くて懐かしく優しい味。

畠山製菓の南側にかつて大仏駅があった

大仏鉄道記念公園があります。

大きな動輪がありますね。

佐保川を渡ります。

西側を見るとこの景色。

桜のシーズンは一面にきれいなピンク色が。。

東側はこんな感じ。

そういえばGWでした。

遠くには若草山がみえます。

若草山は山焼きをする関係で局所で芝生になっています。

決して部分ハゲなどゴニョゴニョ

船橋通り商店街を南下していきます。

奈良駅はすぐそこです!ラストスパート!

国道369号線にでてきました。

ほどなくしてJR奈良駅に到着です!

 

全行程13km

歩数にして22,000歩ぐらいでしょうか。

時刻は16:30過ぎなので、無鉄砲の昼食も含めて4時間ほどです。

達成感でいっぱいです!

 

でも全然痩せないのはなーぜなーぜ?

 

あ、そういえばワイ、ラーメン食ったんだった・・・