信楽式サラリーマンの備忘録

日本旅と歩活と資産運用のほか、日々思ったことについて書いてます。

【投資】NISAの活用して資産を守るために(仮)

こんちには。

今回はNISAを始めるべき理由と活用方についてです。

 

別媒体で知人に紹介するための記事ですが、参考になる方もいらっしゃると

思いますのでこちらでも展開します。長くなりますがご覧いただければ幸いです。

 

自分の投資スタイルを確立するにあたって実際の資産運用や本、動画で

学んだことを"ほぼ受け売り"で話していきます。

 

 

NISAとは

最近NISAについて話している場面によく遭遇します。

今年になってNISA制度が大きく変化したことを機に注目されている気がします。

少額投資非課税制度

少額投資非課税制度(しょうがくとうしひかぜいせいど、NISA = ニーサ)は、日本における株式投資信託の投資金における売却益と配当への税率を一定の制限の元で非課税とする制度である

WikiPedia 少額投資非課税制度ページより

株の売買で得た利益や配当金、債券や預金の利息には20.315%の税金がかかります。

この税金を0にして国民の資産形成を促進させようとする狙いです。

 

簡単にいうと

投資で得た利益に対して税金がかからない

のがNISAということです。

 

裏に隠れたメッセージ

金融庁貯蓄から投資へというメッセージを2001年に発しました。

ゼロ金利政策をとっているため、貯蓄をしていてもお金を生み出しません。

基本的に「お金は働いて稼ぐもの」という認識だとと思いますが

「お金に働いてお金を稼ぐ」という手段も必要になってくることでしょう。

 

老後2000万問題という言葉があった通り

現在の年金制度や社会保険制度では対応がしきれません。

現役世代が老齢世代を支えるという仕組みに限界がきているのでしょう。

 

つまり

将来面倒をみられないから、自分で資産形成してね。

その代わり投資の税を優遇するよという

メッセージだと思うのです。

 

このためにできた優遇制度として今回紹介するNISAのほかに

確定拠出年金制度(iDecoや企業DC)が挙げられます。

 

するべき理由

インフレ

最近色々なものの値段が上がっていますよね。

物価が上がるということをインフレといいます。

 

世界経済のネタ帳(https://ecodb.net/exec/trans_country.php?type=WEO&d=PCPI&c1=JP&s=&e=)より

 

インフレ期には、現金のまま(預金に入れておく)のは

絶対額でこそ変わらないものの、相対的に資産価値は目減りしています。

 

ここに1,000円があるとします。

かねてより電卓が欲しいと考えていたので電気屋さんに行きました。

すると1,000円で電卓を買うことが分かりました。

しかし「たかが電卓にちょっと高いな」と思い我慢して

1,000円を預金に入れておくことにしました。

 

1年後、電卓が1,030円になってしまいました。

しかし手元(預金)には1,000円しかありません。

電卓を買うことができなくなってしまいました。

 

1,000円の持つ価値が減っているということです。

 

預金は元本割れしないし利息も少ないとはいえ入るから

ノーリスクローリターンと思われますが

インフレ下においてはノーリスクではありません。

それどころか預金は負け確でマイナスとなります。

 

先のグラフを見るとわかる通り、バブル崩壊以降の日本は

物価が安くなるというデフレ経済でした。

牛丼が250円、ハンバーガーが65円で食べられたことは記憶に新しいと思います。

今では考えられませんよね。

 

今の現役世代は、インフレを経験していないので

現金で持っておくと資産価値が減るということを経験していないのです。

 

投資するとインフレの恩恵を受けられる

一方、資金を株などの投資資産にしておくと

インフレの恩恵を受けられるのか、素人ながら説明していきます。

 

結論から言うと、、

物価が上がると企業の売り上げが上がるのです。

企業の売り上げは単価×数量で決まります。

数量が変わらなくても単価が増えるので売り上げは当然上がります。

 

  1. 売り上げが上がれば利益も上がる。
  2. 利益が上がれば配当も増える。

 

という構造です。

もちろんそんな単純な話ではないですが、基本的にはこの理屈です。

 

税金いらない

投資商品の売買益や配当、預金の利息には20.315%の税金がかかっています

預金のような低い利息であれば、その税金も気にならないかもしれませんが

資産規模が大きくなってくると無視できません。

 

例えば配当利回り4%の株式を100万分保有していたとして

年間配当は4万円。そのうち8,000円は税金として取られるので

手元に残るのは32,000円です。これが結構痛手です。

 

あれだけ増税したがる国が税金いらないって言ってるので

資産形成するなら使わない手はないとエミンユルマズ氏が言ってました。

NewsPicks(https://newspicks.com/movie-series/86?movieId=3401

 

私もそう思います。

 

NISA口座で運用すると損益通算ができないというデメリットがあるにはあるのですが

あくまで投資中級者向けということで、いまはそこまで考えなくてもよいと思います。

 

NISA制度について

概要

2024年以降のNISAは以下の通りです。

金融庁HPより

 

難しいことを書いていますが、かみ砕いて説明します。

 

  • NISA口座には一人1,800万円まで使えます。
  • NISA口座ではつみたて投資枠成長投資枠があります。
  • つみたて投資枠では投資信託を毎月コツコツ買うことに使えます。
  • 成長投資枠では株や投資信託等を買うことに使えます。
  • NISA口座の1,800万のうち成長投資枠は最大1,200万まで使えます。
  • 1,800万すべてつみたて投資枠としても使えます。
  • 1年でつみたて投資枠では120万まで成長投資枠では240万まで買えますよ
  • NISA口座で買った投資商品で得た利益にはずっと税金がかかりません
  • NISA口座の株や投資信託売却したら来年、その分の枠が復活するよ。

※以前はつみたて投信は20年、株や投信は5年という期限がありました。

 

  • つみたて投資枠で投信を毎月10万円購入(年120万)
  • 成長投資枠で240万分株や投資信託等を購入

 

これをすると最速5年でNISA口座の枠を使うことができます。

理論上、最速でNISA口座を埋めると資産形成のスピードが上がります。

 

つみたて投資枠

毎月、投資信託を一定額でコツコツ買い続ける投資手法です。

投信を買うタイミングを一括にすると、値動きのリスクがありますよね。

買ったのに翌月暴落しちゃったってなったら、含み損を抱えてしまいます。

なので購入を複数回に分けることで、買い付け価格を平準化します

 

高いうちはそんな買えないけど、安いときにはたくさん買うことができますよね。

こうすることで値動きのリスクを抑えることができます。

 

定期的にコツコツ買うことをドルコスト平均法と言います。

NISAでは毎月10万円、年間120万円を上限で買うことが出来ます。

 

つみたて投資枠で購入できるファンドは金融庁が認めた商品のみです。

基本的にはこのつみたて投資枠を活用して

なるべく安全かつ安定的に資産形成を進めていくことになります。

 

なので金融庁は厳しい基準でファンドを厳選しています。

成長投資枠

つみたて投資枠では金融庁が厳選した投資信託しか購入できませんでしたが

成長投資枠では上場する株や投資信託を購入することができます

つみたて投資枠よりも買うことができる投資商品の幅が広がります。

 

名前の通り、株や投信を買ってその会社の成長の恩恵を受けるのが狙いです。

安く買って高く売ったときの利益(キャピタルゲインに税金がかからないほか

その会社からもらう配当金(インカムゲインにも税金がかかりません。

なので成長投資枠をどのように使うかは各人次第です。

 

私は売買のセンスがないことと、配当でセミFIREを目標としているため

基本的には高配当銘柄で枠を満たすことにしています。

 

ちなみに成長投資枠では投資信託の一括購入ができます。

投資信託とは

盛り合わせ商品

色々な会社の株を詰め合わせたものが投資信託です。

 

卵は一つのカゴに盛るなという投資の格言があります。

これは

 

銘柄を分散させることでリスクを抑えることができる

 

という意味です。

 

例えば・・

株価が同じのA、B、C、Dという3つの会社の株で構成された

Eという名の投資信託があるとします。

 

 

したと仮定して考えてみましょう。

Aという会社が世紀の大発明をして、A社の株価が2倍に上がったとします。

 

A社の株を持っている場合は、自分の資産も200万になります。

一方、Eの投資信託保有していた場合は、Aが2倍になっても

投資信託の価格は2倍にはなりません。125万になります。1.25倍です。

 

反対に・・

Aという会社が不祥事を起こしてつぶれてしまい、A社の株価が0になったとします。

A社の株を持っている場合は、その株はゴミくずと化し、自分の資産は0になります。

一方、Eの投資信託保有していた場合は、75万になります。0.75倍で済みます。

 

一つの会社の株をもつより、株を分散させた投資信託保有する方が

成長の恩恵も少なくなりますが暴落で被弾するレベルも少なく済みます。

つまり、投資信託を買うことでリスクを抑えられることができるのです。

 

ETF

似たようなものにETFというものがあります。

上場投資信託という、株のように買うことができる投資信託です。

ETFは購入するのに株と同じくある程度まとまったお金が必要になりますが

投資信託は毎月一定金額を買うという積立ができるメリットがあります。

 

信託報酬

なお、何の株を詰め合わせるかを決めて運用する人がいますので

その方たちに信託報酬を払うというコストが発生します。

これは儲けが出ていても損失が出ていても関係なく、一律に払わなくてはなりません。

インデックスファンド

なにかの指標に連動した成績を目指すファンドです。

何かの指標とは

日本の株式市場でよく聞く

アメリカだと

  • ダウ
  • S&P500

のことです。

 

日経平均は上場しているすべての株の株価の平均ではなく

東証に上場している日本の225社の株価の平均のことです。

 

日経225って聞いたことありますか?

日経225というのは、日経平均を構成する割と規模の大きい225社のことです。

時々入れ替えられたりしてます。

 

ちなみに上場しているすべての会社の平均がTOPIXです。

アメリカのS&P500はS&Pという会社が決めた500社のことです。

 

つまりインデックスファンドというのは、

これらの指標に連動するファンドと先ほど言いましたが

  • 日経平均のファンドなら225社の株の詰め合わせ
  • S&P500のファンドならアメリカの500社の株の詰め合わせ

日経平均を買う、S&P500を買うというような感じです。

アクティブファンド

インデックスファンドを上回る成果を上げることを目的に

ファンドマネージャーがテーマに沿って独自に調査や分析をして

会社を選定し詰め合わせたファンド(投資信託)です。

 

そのテーマは色々です。半導体だったり自動運転とか、

 

どちらがよいか

コツコツと安定的に資産形成をするならインデックスファンド

大きなリターンや未来にかけたいならアクティブファンド

 

資産形成を早くするならアクティブファンドを選ぶべきではと思いますが

実際にはインデックスファンドの成績に勝てるアクティブファンドは少ないです。

アクティブファンドのうち、勝てるのは2~3割程度と言われています。

 

選定にあたり、分析や調査というファンドマネージャーの手間がありますので

アクティブファンドは信託報酬がインデックスファンドよりも高いですし

資産額が大きくなってくると、この信託報酬が痛手になってきます。

 

信託報酬を差し引いても上回る成果を出すファンドもあるので

色々と諸説がありますので、その辺りはしっかりと吟味したうえで

どちらのファンドを選ぶのか、それとも組み合わせるのかは考えたいところです。

 

リスクを最小限にするために

広く長くが鉄則

こつこつと資産形成をするなら広く長くが鉄則です。

広く

先ほど申しましたように1つの株に集中するのではなく

様々な株を持つことがリスクを分散できます。

業界も一つの業界に絞るのではなく、複数の業界の会社の株を買うとよいと思います。

その意味では投資信託が適していると思います。

 

国も一つに絞るのではなく、世界中の会社の株のほうがリスク分散ができますね。

 

あと買うタイミングも分散させましょう。

株価は変動するので、一度に買うのではなく複数回に分けて買うと

暴落時も買うことができるので、リスク分散ができます。

 

参考:ドルコスト平均法

www.axa.co.jp

 

長く

株式は長期で運用すればするほど元本割れのリスクが下がります

たとえ運用期間中にコロナショックのような暴落があったとしても

元本割れする確率は0に近づけることができます。

 

運用を開始してすぐ大暴落が起きたとしても資産評価額はマイナスにありますが

そこで売らず、淡々と保有し続けるのが大事です。

 

ここでいう長期というのは少なくとも10年以上を指しています。

NISAの旧制度のつみたてNISAも非課税期間が20年という期間を設けているのも

少なくとも20年運用してくださいねというメッセージですよね。

 

参考:長期投資で元本割れするリスクについて

independnt-investor.com

 

なので、リスクを抑えつつ確実に着々と資産を増やすには

全世界株インデックス型の投資信託を10年以上積み立てる

が最適解になると思います。

 

全世界株インデックス型の投資信託の代表例は

eMAXIS Slim 全世界株式インデックス

emaxis.am.mufg.jp

です。

 

--------(鋭意執筆中)--------

 

注意

この記事の情報をもとに行ったすべての利益、損失について

当ブログの執筆者は一切の責任を負いません。

投資は余剰資金かつ自己責任でしっかり考えたうえで行って下さい。