信楽式サラリーマンの備忘録

日本旅と歩活と資産運用のほか、日々思ったことについて書いてます。

【資産運用】楽天ゴールドカードでクレカ積立するべきかどうか、損益分岐点を調査する!

 

こんちには。

 

資産運用が趣味と化している身として

先日、朗報が飛び込んできました。

news.yahoo.co.jp

 

簡単に言うと・・

 

クレジットカードによる投資信託の積立上限額が

月5万から月10万へ引き上げられる

 

というもの。

 

上限が引き上げられるというのは

その分、資産形成のスピードが上がるし、ポイントもより多く獲得できるので

いいことづくめでございます。

 

これに関して、クレカ決済でのポイント付与について

ちょっと変化がありましたのでそれについて書いていきます。

 

私は楽天証券auカブコム証券でクレカ積立を行っているのですが

今回は楽天証券のクレカ積立についてのお話です。

なお前提として、私は楽天経済圏の人間ではありません。

クレカ積み立てについて

楽天証券投資信託をつみたて場合、決済の手段の一つに

楽天カード決済というものがあります。

 

詳細は以下のページからご覧いただきたいのですが

www.rakuten-sec.co.jp

 

楽天カード投資信託を買うことが出来ます。

クレジットカードで決済するので楽天ポイントもつきます。

 

低い金利時代に大きな味方

カードによっては一般の買い物で付与される1%の還元率を下回るものの

普通預金の低い金利や高配当株の配当利回りが3%を考えると

ポイントが仮に0.5%だったとしても、資産形成として貴重なリターンとなります。

楽天ポイントを使って再投資もできますしね。

 

簿記的に考えると・・

一般的な買い物が「費用」なのに対し、投信の買付は「資産」ですから

資産を買ってその上でポイントをもらうという

チートばりの手法です。

 

積立をするならクレカを使わない手はないというわけです。

 

積立のためにクレカを作る手間が省ける

楽天カードの発行数は多いので、すでにお持ちの方も多いと思います。

積立のためにわざわざ楽天カードを発行しなくてよいメリットがありますね!

 

www.rakuten-card.co.jp

 

楽天証券のクレカ積立について

楽天カードは以下の3種類があります

カードによってポイント還元率が変わります。

カード別ポイント付与率

楽天証券HPより

資産形成における投信の最適解は

信託報酬の低いインデックスファンド

と巷では言われているため、

カードの種類関係なく1%のポイントが獲得できる代行手数料0.4%以上の投信は

今回は関係ないという前提で話を進めていきます。

 

今回の制度改正で面白いことに・・

冒頭に述べましたクレカ決済の上限額が月5万から月10万になったことにより

すこし面白いことになりましたので紹介していきます。

 

積立を楽天ゴールドカードでする優位性が出てきた

毎月の積立額によっては、年会費を払ってでも楽天ゴールドカードにした方が

最終的に得をすることがわかりました。

 

楽天カードは年会費はかかりませんが、ポイント付与率は0.5%

一方の楽天ゴールドカードは年会費2,200円かかるものの、ポイントは0.75%

 

 

楽天プレミアムカードについては年会費が11,000円と高額ですし

今回の検証で上記2カードを逆転することはないので今回は除外します。

ポイント獲得数推移

青が楽天カード、オレンジが楽天ゴールドカードです。

毎月の投資額を5,000円刻みで出してみました。

 

楽天カードは年会費がかからないため、0ポイントから投資額に比例して増えてます。

一方の楽天ゴールドカードの場合は、年会費の2,200円がかかるため

-2,200ポイントからスタートしますが、楽天カードを上回るポイント付与率のため

獲得できるポイントはぐんぐん上がっていきます。

 

y=0.5x と y=0.75x-2200 みたいな感じですね。

 

最終的に月10万の積み立てで年間の獲得ポイントが

となり、逆転しています。

 

グラフを見てみますと70,000円~75,000円の間で逆転しています。

楽天ゴールドカードで積み立てる損益分岐点はレンジに収まることがわかります。

 

ちなみに上限5万円だと、ゴールドカードが楽天カードを抜くことはできません。

今回の制度改正で発生した事案である、ということですね。

 

もう少し詳しく見ていきましょう

下の表は、先ほどのレンジでの獲得ポイント数です。

  楽天カード 楽天ゴールドカード
¥71,000 4260 4190
¥72,000 4320 4280
¥73,000 4380 4370
¥73,300 4398 4397
¥73,400 4404 4406
¥73,500 4410 4415
¥74,000 4440 4460
¥75,000 4500 4550

結論

毎月73,400円以上

積立る場合に、楽天ゴールドカードが優位になる

 

結果を踏まえて

私は月10万円を積み立てているので、

即時、楽天ゴールドカードへの切り替えを申し込みました。

 

今回は積み立てという側面のみでメリットをみてみましたが

楽天市場や誕生月のポイント付与率が上がったり、空港ラウンジが使用できたり

利用可能枠が増額されたりとゴールドカードのメリットも享受できるので

その恩恵を受けて投資ライフを楽しもうと思います。

 

注意点

現時点(2024年3月13日)では、このケースが当てはまるということです。

ポイント付与率が変わることが結構あるので、動向には注視しておきたいですね^^