こんちには。
資産運用が趣味と化している身として
先日、朗報が飛び込んできました。
簡単に言うと・・
クレジットカードによる投資信託の積立上限額が
月5万から月10万へ引き上げられる
というもの。
上限が引き上げられるというのは
その分、資産形成のスピードが上がるし、ポイントもより多く獲得できるので
いいことづくめでございます。
これに関して、クレカ決済でのポイント付与について
ちょっと変化がありましたのでそれについて書いていきます。
私は楽天証券とauカブコム証券でクレカ積立を行っているのですが
今回は楽天証券のクレカ積立についてのお話です。
なお前提として、私は楽天経済圏の人間ではありません。
クレカ積み立てについて
楽天カード決済というものがあります。
詳細は以下のページからご覧いただきたいのですが
クレジットカードで決済するので楽天ポイントもつきます。
低い金利時代に大きな味方
カードによっては一般の買い物で付与される1%の還元率を下回るものの
ポイントが仮に0.5%だったとしても、資産形成として貴重なリターンとなります。
楽天ポイントを使って再投資もできますしね。
簿記的に考えると・・
一般的な買い物が「費用」なのに対し、投信の買付は「資産」ですから
資産を買ってその上でポイントをもらうという
チートばりの手法です。
積立をするならクレカを使わない手はないというわけです。
積立のためにクレカを作る手間が省ける
楽天カードの発行数は多いので、すでにお持ちの方も多いと思います。
積立のためにわざわざ楽天カードを発行しなくてよいメリットがありますね!
楽天証券のクレカ積立について
楽天カードは以下の3種類があります
カードによってポイント還元率が変わります。
カード別ポイント付与率
資産形成における投信の最適解は
信託報酬の低いインデックスファンド
と巷では言われているため、
カードの種類関係なく1%のポイントが獲得できる代行手数料0.4%以上の投信は
今回は関係ないという前提で話を進めていきます。
今回の制度改正で面白いことに・・
冒頭に述べましたクレカ決済の上限額が月5万から月10万になったことにより
すこし面白いことになりましたので紹介していきます。
積立を楽天ゴールドカードでする優位性が出てきた
毎月の積立額によっては、年会費を払ってでも楽天ゴールドカードにした方が
最終的に得をすることがわかりました。
楽天カードは年会費はかかりませんが、ポイント付与率は0.5%
一方の楽天ゴールドカードは年会費2,200円かかるものの、ポイントは0.75%
楽天プレミアムカードについては年会費が11,000円と高額ですし
今回の検証で上記2カードを逆転することはないので今回は除外します。
ポイント獲得数推移
毎月の投資額を5,000円刻みで出してみました。
楽天カードは年会費がかからないため、0ポイントから投資額に比例して増えてます。
一方の楽天ゴールドカードの場合は、年会費の2,200円がかかるため
-2,200ポイントからスタートしますが、楽天カードを上回るポイント付与率のため
獲得できるポイントはぐんぐん上がっていきます。
y=0.5x と y=0.75x-2200 みたいな感じですね。
最終的に月10万の積み立てで年間の獲得ポイントが
となり、逆転しています。
グラフを見てみますと70,000円~75,000円の間で逆転しています。
楽天ゴールドカードで積み立てる損益分岐点はレンジに収まることがわかります。
ちなみに上限5万円だと、ゴールドカードが楽天カードを抜くことはできません。
今回の制度改正で発生した事案である、ということですね。
もう少し詳しく見ていきましょう
下の表は、先ほどのレンジでの獲得ポイント数です。
楽天カード | 楽天ゴールドカード | |
¥71,000 | 4260 | 4190 |
¥72,000 | 4320 | 4280 |
¥73,000 | 4380 | 4370 |
¥73,300 | 4398 | 4397 |
¥73,400 | 4404 | 4406 |
¥73,500 | 4410 | 4415 |
¥74,000 | 4440 | 4460 |
¥75,000 | 4500 | 4550 |
結論
毎月73,400円以上
積立る場合に、楽天ゴールドカードが優位になる
結果を踏まえて
私は月10万円を積み立てているので、
即時、楽天ゴールドカードへの切り替えを申し込みました。
今回は積み立てという側面のみでメリットをみてみましたが
楽天市場や誕生月のポイント付与率が上がったり、空港ラウンジが使用できたり
利用可能枠が増額されたりとゴールドカードのメリットも享受できるので
その恩恵を受けて投資ライフを楽しもうと思います。
注意点
現時点(2024年3月13日)では、このケースが当てはまるということです。
ポイント付与率が変わることが結構あるので、動向には注視しておきたいですね^^